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人工関節とは

人工膝関節置換術

人工膝関節の構造と役割

人工膝関節の一例関節の病気や怪我などの原因により、筋肉訓練や注射などの保存的な治療が効かない状態までダメージを受けてしまった膝関節は、症状が回復する可能性が低く、日常生活が制限されるほどの強い痛みを伴います。

人工膝関節はこの痛みを取り除き、正常に近い膝関節の動きを取り戻すために開発されました。症状の進んだ膝関節を人工膝関節に置き換える手術を、人工膝関節置換術といいます。

人工膝関節には膝の関節面全てを置換する全人工膝関節と、ダメージが軽度な場合に膝の関節面の一部を置換する片側人工膝関節の2種類があります。

人工膝関節は主に4つのコンポーネント(部品)からできています。

  • 大腿骨コンポーネント
  • 大腿骨の関節面の役割を果たします。
    金属でできています。

  • サーフェイス
  • 脛骨の関節面の役割を果たします。
    ポリエチレンでできています。

  • 脛骨ベースプレート
  • サーフェイスを支えるための土台として脛骨に設置します。
    金属でできています。

  • 膝蓋骨コンポーネント
  • 膝蓋骨の関節面の役割を果たします。
    主にポリエチレンでできています。


人工膝関節の材質


人工膝関節には主に4つのコンポーネント(部品)がありますが、材質の視点で分けると超高分子量ポリエチレンと金属の2種類となります。

弊社で使用している超高分子量ポリエチレンは、プラスチックの中でも摩耗に強いため、脛骨ベースプレートの表面を覆うサーフェイスや膝蓋骨コンポーネントとして使用され、関節軟骨の役割を果たします。近年ジンマーでは、摩耗に対する耐久性を更に高める処理を行ったクロスリンクポリエチレンと呼ばれる新素材を導入しています。

金属の材質には、チタン合金とコバルトクロム合金があり、いずれも生体材料として高い信頼性を得ています。これらの金属は大腿骨コンポーネントや脛骨ベースプレートの素材として世界的に使用されています。


骨への固定方法

人工膝関節のインプラント(部品)のうち、骨に埋め込まれるものは「大腿骨コンポーネント」と「脛骨ベースプレート」及び「膝蓋骨コンポーネント」の3つです。

インプラントを骨に確実に固定する方法には、直接固定法と間接固定法という2種類がありますが、このどちらが適応されるかということは、患者さんの年齢・活動レベル・骨の状態などの状況から医師が総合的に判断した上で決定します。体の中で長期間使用するものですから、詳しいことは主治医とよく相談しましょう。

 

  1. 直接固定法
  2. インプラントを骨に直接埋め込んで固定する方法です。

    このときに使用されるインプラントの表面には、細かい凹凸を施した特殊な加工がされており、この表面に骨が固着することで、固定材(骨セメント)を使わずにインプラントを直接固定することができます。

  3. 間接固定法
  4. インプラントと骨との間に固定材(骨セメント)を使用して固定する方法です。

 


 


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