
![]() |
![]() |
人工関節の寿命は、患者さんの身体的条件・活動度・体重など、多くの要素に影響されますが、今日では一般的に15年〜20年と言われています。
人工関節インプラントは最新の技術によってつくられているとはいえ、人工物である以上、その耐久性には限界があります。しかし、主治医の指示に従い、患者さんが日常生活上の注意点をきちんと守ることによって、人工関節の寿命を出来るだけ長く保つことが可能となります。
主な注意点は、以下のとおりです。
人工関節置換術の適応となる患者さんの症状とは、
手術を行う目的は2つです。
痛みを取り除くこと、そして関節の機能再建です。
ここで大事なのは、“再建”と“再生”とは違うということです。今日の医療技術をもって、病気により正常な機能を失った関節を人工関節などで機能的に再建したとしても、完全に元通りになるわけではありません。
しかし、主治医の注意をきちんと守れば、軽い運動(水泳、ハイキングなど)をすることも可能になり、関節痛で悩む前の日常生活に近いものを過ごせるようになることが期待できます。
詳しくは主治医とよく相談をしましょう。
合併症とは、いかなる治療においても起こりうる、治療目的にそぐわないで発生した二次的な問題のことです。
手術療法において最も避けなければならない合併症は細菌感染ですが、今日では感染を防ぐ様々な予防策がとられており、この可能性は大変低くなっています。
その他に考えられる症状としては、貧血、塞栓(血管の詰まり)などがありますが、これらについては医師によりさまざまな予防策や指導が行われています。
詳しいことは主治医とよく相談し、合併症に対する理解を深めておきましょう。
最新の手術方法「MIS(エム・アイ・エス)」は皮膚切開をできるだけ小さくし、筋肉や腱などの軟部組織への負担を最小限にすることで術後リハビリテーションの早期開始、早期退院、そして早期社会復帰を目指しています。